日本赤十字放射線技師会

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新 巻頭言 「青史収攬」  会長 益井 謙

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日本赤十字放射線技師会会長 益井 謙

 時世時節(ときよじせつ)は、個々人にとって、好むと好まずに関わらず対峙しなければならない対戦相手である。それは途方もないスケールの時空の闘技場で闘う事を意味し、枯渇しない圧倒的なエネルギーを持った好敵手でもある。人生とは、審判やルールさえ定かでない競技に専心させられる異種格闘技なのである。しかし、人智を超えたそのステージで、茫漠たる時空エネルギーと闘うのは自分。あくまで自分自身。したがって、自分の経験やスキルや人格などを総動員する、総力戦となるのである。
 ユビキタス技師会を目指した我等が技師会は、三年間の雌伏の期間を経て、HP(ホームページ)を拠点(ホットスポット)にして、対病魔への武器として、時世時節がもたらす試練と対峙して来た。今やHPは、電子会誌や知の殿堂(日本赤十字放射線技師会ウィキペディア)としてのコミュニケーション・ツールへと成長した。そこは、会員が自主的に参加し、自覚と自立を促すための技量を研鑽し、能動的活躍を促進するための「約束の地」である。その、深化と進化を倍加さすためには、限られた会費、制約された資金では限界がある。
 幸いなことに、我々の活動を理解し、同調し、支援していただける企業体が、バナー広告主として協賛していただける事になった。新星の如き輝くベンチャー企業は、その起業精神とパッションを旗印として掲げ、かつてのアップルやホンダのように、黎明期独特のガレージ・カンパニー的な意気とたぎる情熱を我々にあずけて、HPの深化に寄与したいと申し出られた。また、ワンワールドを理念とする大企業は、我々と二人三脚、共同歩調を取ることで、WIN・WINの蜜月を切望されている。
 いずれにしても、従来の広告協賛に比べて、ユビキタスなリンケージを図る事により、企業のアクションプランをUp to Dateに公言公開する事が叶い、ユーザーズ・ミーティング情報を日々更新することにより、企業理念や姿勢や新製品新機能を、遍く会員に知らしめるメリットを共有出来る。
 現在(2月末)、参画企業は20社に届かんとしている。来年度末までには、40社の参画枠を満たせば、電子会誌としてのHP運営に「喝」が入り、「活」が生まれ「勝」方程式が完成するはずである。そして、企業が我々の志を理解していただける限り、両輪態勢が確実となり、我々も企業を啓育する事が今以上に叶うはずである。  
 我々の闘技場は、日々進化する「賢者の石垣」の上にそびえるHP。「賢者の鎧」をまとって我々が格闘する相手は、百鬼夜行の茫漠模糊たる時世時節。我々の格闘歴は、HPの公開ページ。トレーニングの場は、非公開ページ。非公開のトレーニング場での汗の結晶が、公開されて「日本赤十字放射線技師会ウィキペディア」として青史を刻む。
生老病死は世の運命(さだめ)。老魔病魔との果てなき闘いに、衆智を連携して、医療の福音書を構築する。歴史は、戦闘や格闘の歴史でもある。闘った者だけが、正史を飾り、青史として遺し、万民の健康の福音書となるのである。闘いを怯む者は、戦史に残らず、外史をも飾らず、従って正史として陽の目を見ることはない。
 進化する我々のHPは、各会員や参画企業と共に総力戦の戦闘歴、格闘歴として、青史に刻まれるのである。

投稿者 【d055012 】

【2010年02月16日(火)】

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