日本赤十字放射線技師会

会長挨拶
Chairman greeting

会長 正者 智昭

日本赤十字社診療放射線技師会
会長 正者 智昭


本会の会長就任に際し、ご挨拶申し上げます。 会員の皆様におかれましては日頃より本会の活動にご協力を頂き厚く御礼申し上げます。また、この度の新型コロナウイルス感染拡大の中、感染対策に留意しながら診療放射線技師としての役割を果たすべく日々奮闘努力されておりますことに心から敬意を表します。  本会は赤十字の職域団体として災害発生時の医療支援活動に貢献すべく、東日本大震災の教訓と将来高い確率で発生すると予測される地震災害及び原子力災害を念頭におき、学術総会やブロック研修会等において研修を積み重ねることで備えてきました。しかしこの度発生したコロナ禍という感染災害については、全く想定していなかったわけではありませんが虚を突かれた様な形で、会員の皆様も対応に苦慮されたことと存じます。 近年、社会や環境の変化は目まぐるしく、診療放射線技師そして本会を取り巻く環境におきましても例外ではありません。 コロナ禍によって社会の活動は停滞し、本会が予定していた活動もほぼ全が中止を余儀なくされました。しかしこの感染災害によって起きた社会変化と同様に、本会におきましてもリモート会議を導入することによって最低限の会務を維持することができました。このオンラインシステムの活用によって、会議の場所や時間、移動の確保等の問題が解決できることを実感として認識することができ、今後の利用促進によっては会員相互のコミュニケーション量を増加させ、本会の活動を効率化し飛躍的に活発化できる可能性が示されました。 また、本社の中長期事業目標のひとつに「経営の安定化」が掲げてあり、我々診療放射線技師が関わるところでは大型医療機器共同購入の取り組みがあります。取り組みへの参加についてはいろいろな不安があると思いますが、会員の皆様の協力により放射線診療業務の質を確保しつつ施設の経営改善に寄与し、且つ本社の目標達成に貢献できればそれは大変重要なことであると思います。 そして、令和3年5月21日に「良質かつ適切な医療を効率的に提供する体制の確保を推進するための医療法等の一部を改正する法律案」が可決成立し、新たな放射線技師法が10月1日から施行されることになりました。今後医療現場において対応できるようになるまでにはさまざまな難問をクリアしていかなければならないことが推測されますが、求められた役割をしっかりと果たすことが出来るか否かは診療放射線技師への信頼に対する大きな試金石になると思われます。 その他、法令の改正に伴う放射線安全管理の運用について、それぞれの組織や施設、赤十字の発展のために重要な資源であるヒト(技師)を伸ばすための人材育成の取り組み、そして目まぐるしい進歩を続ける放射線診療技術への対応など課題は多く存在します。このような中で本会は赤十字グループのスケールメリットを生かし、会員の皆様がこの変化の時代とそれに伴う課題に対応できるため、そして社会から求められる使命を果すために必要な情報を集め、共有し、活用していただくためのプラットホームとなり、会員の皆様の活躍を後方から支える存在でありたいと考えております。 もとより微力ではありますが、今後とも一層会務に精励してまいりますので、ご指導ご鞭撻のほど何卒よろしくお願い申し上げます。


2021年7月吉日
日本赤十字社診療放射線技師会
会  長   正 者  智 昭 

 

日本赤十字放射線技師会役員