日本赤十字放射線技師会

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放射線部門における大規模地震への対応

  • 大震災は、いつどこで発生するか予測不能です。ですから、前もって過去の教訓を生かした対策をたてておかなければなりません。災害対策は発生後の対応を検討するだけのものではなく、むしろ災害発生を前提にした「あらかじめの防災対策」と「受ける被害をどれだけ軽微にするか」が重要となってきます。松江赤十字病院の対応策を紹介いたします。

連絡網の内規

  •  電話連絡網は自宅電話付近に貼付し、キャシュカード大の携帯型連絡網表を携行。電話連絡開始と平行し、技師長より科員の携帯メールに連絡内容を一斉に送信する。科員は、安否を含め返信する
  •  携帯電話のアドレス帳に予め入力
  •  電話不通時には内規により自主出勤する (震度4以上は役付き職員のみ 震度5以上は全職員出勤)
  •  被災により出勤できない場合は、NTT災害伝言ダイヤル又は各携帯会社災害用伝言板サービスにより連絡を入れるよう周知

部内用意品・確認事項

  • ラジオ
  • ライト(電池は3セット以上)
  • 施設の防災マニュアル及び機器メンテナンス会社電話番号を壁留めする
  • 非常持ち出し品の確認
  • フィルムなどの在庫数・立ち入り禁止措置用ロープ・工具の所在を確認
  • 消火器の位置を予め全職員が周知しておく

機器固定具

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  • 機器の固定は、大規模地震時に機器の落下、移動転倒から患者を守り、その後の災害医療に貢献できると考えます。もしもの場合の修理費用を考慮すれば、機器固定費用は数十万円程度と決して高いものではありません。
  • 現在、機器本体に直接固定具を打ち込むことは、薬事法に抵触する恐れがあるため、機器のネジ穴を利用したり、壁や床面からのワイヤーの抱き合わせで固定しています。又、他の備品もさまざまな市販固定用具を利用して、落下転倒の防止に努めています。

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神戸日赤/兵庫県災害医療センターDMAT

投稿者 【浅妻 】

【2008年09月21日(日)】

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